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薬価の基礎

後発品(ジェネリック)の薬価はどう決まるか — 初収載から価格帯集約まで

薬価ラボ編集部読了 約3分
目次

後発医薬品(ジェネリック医薬品)の薬価は、先発品とは異なるルールで決まります。新しく薬価収載されるときの価格、そしてその後の改定でどう引き下げられていくのか。この記事では基本の流れを整理し、薬価ラボの薬品ページにある価格比較表をどう読むかまでを解説します。

① 初収載時は先発品の0.5掛けが基本

後発品が初めて薬価基準に収載されるとき、その薬価は原則として 先発品の薬価の0.5倍(50%) に設定されます。内用薬で同時に収載される品目数が多い場合(合計7品目を超えるとき)は0.4倍(40%)が適用されるなど、品目数に応じた区分があります(令和8年「薬価算定の基準について」保発0213第3号・第2章第2部1)。

なお、このルールが適用されるのは「その成分に後発品がまだ存在しない、1番手の収載」の場合です。すでに他社の後発品が収載されている成分に後から参入する場合(2番手以降)は別のルールで値付けされます。詳しくは 2番手以降の後発品の薬価はどう決まるか をご覧ください。

つまり、先発品が100円なら、後発品はおおむね50円からスタートする、というのが出発点です。

② 改定ごとに「価格帯」へ集約される

後発品は数十社から同じ成分・規格で発売されることが多く、各社の薬価がバラバラだと管理が煩雑になります。そこで薬価改定のたびに、近い価格の後発品を 数本の価格帯にまとめる(価格帯集約) 仕組みがとられています。

その結果、同じ成分・同じ規格の後発品が、メーカーが違っても まったく同じ薬価 になることが珍しくありません。薬価ラボの比較表で「他◯社が同額」と表示されるのは、この集約の結果です。

③ 長期的には先発品と同じ価格帯に近づくことも

長く収載されている成分では、先発品自体も改定を重ねて下がり続けるため、最終的に 先発品と後発品の薬価がほぼ同じ になっているケースもあります。この場合、後発品に切り替えても薬剤費の差はほとんど生じません。

局面 先発品 後発品 差額の目安
後発品の初収載直後 高い 先発の約50% 大きい
数回の改定後 緩やかに下落 価格帯に集約 中程度
長期収載品 大きく下落 先発と同水準 ほぼなし

④ 薬価ラボでの確認方法

薬価ラボの各薬品ページには、同一成分・同一規格の先発品と後発品を並べた価格比較表 があります。ここで、

を一目で確認できます。先発品と後発品の差額が小さい成分では、無理に銘柄を変える金銭的メリットは小さい、という判断にも使えます。

※ 本記事は一般的な薬価制度の仕組みを解説したものです。個別品目の薬価・適用区分は、最新の薬価基準告示および各品目のページをご確認ください。

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薬価DB 1.2万品目・改定履歴14.5万行/R8薬価算定基準・中医協議事録206回分を参照

薬剤を選択してから質問すると、薬価・後発品情報も参照できます。

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