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チルゼパチド(ゼップバウンド皮下注・マンジャロ皮下注)の独占期間と後発品参入の見通し

後発品の参入は、早くても2041年1月5日より後(確定) 物質特許(特許6219534)の満了日です。再審査期間は2030年9月25日に満了します。用途特許が2040年5月まで残ります。対象の効能を除けば、後発品は承認され得ます。そのほかに製剤・結晶・製法などの特許を2件収録しています(最終 2042年12月)。特許が無効になった場合や、特許権者の許諾がある場合は早まります。実際の発売は、承認と薬価収載を経るため、この日付よりさらに後です。

根拠:再審査期間と特許の一覧

種別特許番号・名称満了日(登録原簿)延長前の満了日(検算済みのみ)延長期間状態・出所・確認日
結論の日付のもとになるもの(再審査期間と物質特許。遅いほうが結論の日付です)
再審査期間マンジャロ皮下注2.5mgアテオス
承認日 2022-09-26 から8年。満了まで後発品の承認申請はできません
2030-09-25——確定
物質特許特許6219534
GIPおよびGLP-1コアゴニスト化合物
2041-01-052036-01-054年11月19日/5年確定
特許庁 特許情報取得API 2026-09-13
用途特許(特定の効能だけが対象です。その効能を除けば、後発品は承認され得ます)
用途特許特許6754867
GIPおよびGLP-1コアゴニスト化合物
2040-05-05—4年4月確定
特許庁 特許情報取得API 2026-09-13
用途特許特許6545766
GIPおよびGLP-1コアゴニスト化合物(他剤との併用療法だけが対象)
2041-01-05—3年2月28日/5年確定
特許庁 特許情報取得API 2026-09-13
そのほか収録している特許(製剤・結晶・製法など)
種別を確認中特許6038976
二重機能付勢部材を含む遅延機構を備える自動注入装置
2036-02-242031-02-245年確定
特許庁 特許情報取得API 2026-09-13
種別を確認中特許6037843
二重機能付勢部材を含む遅延機構を備える自動注入装置
2036-02-242031-02-245年確定
特許庁 特許情報取得API 2026-09-13
製剤特許7413315
GIP/GLP1アゴニスト組成物
2040-06-052039-06-1411月22日確定
特許庁 特許情報取得API 2026-09-13
製剤特許6896945
GIP/GLP1アゴニスト組成物
2042-12-292039-06-141年3月14日/3年6月15日確定
特許庁 特許情報取得API 2026-09-13

収録範囲:製剤・結晶・製法などの特許は、延長登録出願のあるものだけを収録しています。この表に載っていない特許が存在する可能性があります。

読み方 満了日と状態は特許庁の登録原簿の値です。後発品の承認審査で考慮される特許は、物質特許と用途特許です(令和7年10月8日 医政産情企発1008第1号・医薬薬審発1008第5号)。それ以外の特許でも、後発品の発売後に特許侵害が争われた例があります。

効能ごとの特許と延長登録

延長登録は承認ごとに行われます。延びた期間の効力は、その承認の効能と用法・用量の範囲に限られます。満了日は登録原簿の値(複数の延長のうち最も遅いもの)です。延長の対象になっていない効能にも、特許の本来の存続期間(出願から20年)は及びます。

効能・効果特許満了日(登録原簿)延長期間延長の審査承認された製品(初回承認日)
2型糖尿病6219534(物質特許)2041-01-054年11月19日査定済マンジャロ皮下注(2022-09-26 承認)
肥満症6219534(物質特許)2041-01-055年—ゼップバウンド皮下注(2024-12-27 承認)
肥満症6754867(用途特許)2040-05-054年4月査定済ゼップバウンド皮下注(2024-12-27 承認)

延長登録出願の内容をまだ全部確認できていない特許があります(特許6754867:6件中3件、特許6219534:12件中9件)。未確認の出願に、別の効能が含まれている可能性があります。

製品別の参入時期

同じ成分でも、製品(剤形・効能)ごとに残る特許と再審査期間は違います。この表では、延長登録出願でその製品を処分対象にした特許と、その製品の再審査期間を数えています。

製品この製品の効能で申請
早くてもこの日より後
用途特許の効能も含めると
早くてもこの日より後
物質特許
延長後の満了日
用途特許
満了日と効能
製剤・結晶・製法
特許侵害の争いの可能性
再審査期間
満了日
マンジャロ皮下注
2022年承認・6規格・2型糖尿病
2041年1月
物質特許の満了
後発品の承認申請は特許期間中でもでき、特許の満了後に薬価収載され得ます
なし
物質 6219534 2041年1月
なし4件(最も遅い満了 2042年12月)
製剤 6896945 2042年12月
用途 6545766 2041年1月
未判定(請求項未精査) 6038976 2036年2月
未判定(請求項未精査) 6037843 2036年2月
2030年9月
ゼップバウンド皮下注
2024年承認・6規格・肥満症
2041年1月
物質特許の満了
後発品の承認申請は特許期間中でもでき、特許の満了後に薬価収載され得ます
2040年5月
肥満症の用途特許
物質 6219534 2041年1月
用途 6754867 2040年5月(肥満症)
4件(最も遅い満了 2042年12月)
製剤 6896945 2042年12月
用途 6545766 2041年1月
製剤 7413315 2040年6月
未判定(請求項未精査) 6038976 2036年2月
未収録

読み方 「早くても」は、その製品の処分で延長された物質特許の満了日と、その製品の再審査期間の満了日のうち遅い方です。用途特許が残る効能を外して申請する場合は左の列を、含める場合は右の列を見てください。「未収録」は、延長登録出願にその製品が処分対象として出てこないという意味で、特許が無いことを示すものではありません。

再審査期間は、新有効成分では承認から8年(希少疾病用医薬品は10年)で、延長されても最長10年、2026年5月以降に期限を迎えるものは12年です。再審査の記録が無い製品でも、承認から上限年数を超えていれば、この表は「満了」と表示します。効能追加に伴う再審査期間(4年など)は含みません。物質特許の延長前の期間(出願から20年)は処分対象でない製品にも及ぶので、この表では「延長前」として数えます。満了日は登録原簿の値です。特許が無効になった場合や特許権者の許諾がある場合は参入が早まり、実際の発売は承認と薬価収載を経るためさらに後になります。製剤・結晶・製法の特許が残る製品は、後発品が承認され得ますが、特許侵害で争いになる可能性があります。

制度の注記

特許の有効性は審判・訴訟で変わることがあり、満了日は参入可能日を保証しません。承認審査で考慮される特許の範囲は令和7年10月8日 医政産情企発1008第1号・医薬薬審発1008第5号によります。満了日と状態は登録原簿の確認日時点の値で、法的な判断ではありません。重要な判断の前に J-PlatPat の原簿で確かめてください。

引用の書き方 薬価ラボ「チルゼパチドの独占期間と後発品参入の見通し」(2026-09-13 確認) https://yakkalab.jp/ingredient/%E3%83%81%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%91%E3%83%81%E3%83%89/exclusivity 引用するときは、出典として「薬価ラボ」と本ページの URL を示してください。登録原簿・承認情報・薬価基準の原データは、それぞれの機関(特許庁・PMDA・厚生労働省)のものです。

確認日 2026-09-13 出典: J-PlatPat 登録原簿・延長出願/PMDA 新医薬品承認品目一覧・薬事審議会 部会議事録 チルゼパチドの薬価一覧

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